帰ってきたら片腕がない
いつもの時間に帰ってこない猫ちゃんがやっと帰ってきたと思ったら片腕がないとのことで、夜間につれてこられました。
前足の付け根からおびただしい出血があり、わずかな皮膚だけで前足がぶら下がっている状態でした。
出血によるショックを考慮して点滴を開始し、腕の切断面の処置を行いました。
受傷部の汚染がひどく、ドレーンを留置して洗浄を繰り返し、ようやく一週間後に排膿が減ってきました。
比較的若くて、体力のある猫ちゃんだったので、なんとかもちこたえてくれましたが、非常に危険な状態が
数日は続きました。
原因はおそらく交通事故と思われます。
毎日外へ出て行く猫ちゃんはいつ交通事故の犠牲になるかわかりません。
かといって室内に閉じ込めておくのも難しいという方は多いようです。
私自身もその一人で、今朝もいそいそとパトロールにでかける我が家のオス猫の後姿を、祈る思いで見送りました。